(Cubase + Vocaloidによるコンピューターミュージック 私家アレンジ版)
これは 全体的にはうまくいっていますが……。
【残念な点】
●歌い出しの 「ツタの」の「つ」がちょっと残念。
専門的には「無声歯茎破擦音」というようですが Vocaloidでうまく息を抜くテクニックがないのです。
●「学生時代」の「く」も もうちょっと息を抜きたかった。
●「通ったあの道」の 「た」と「あ」がうまく切れていない。
【気にいっている点】
●「思い出を辿れば」の「れー」とシャクるところ
●「一人 ひとり」と 上って行くところ
●「ノートとインクの匂い」の 「におー」とシャクるところ
●「恋への憧れは」の 「がーれ」と落ちるところ。我ながら切ない。
●「キャンプファイヤー」の 「きゃーんぷ」と落ちるところも 稚拙な感じが かえっていいです。
このシャクリですが クラシックの声楽家以外では ほとんどの人がシャクリを入れています。そのつもりであらためて聞くと非常に頻繁に入れているんですよ。あまりに頻繁なので気づかないほど。もちろんそれぞれ程度を加減しているからでしょうね。だからVocaloidでも ほどほどにしておかないと わざとらしくなってしまうというわけです。
●元歌を歌ったペギー葉山という人は おそらく 元は声楽家を目指していたんでしょうね。そういう発声をしています。
しかし改めて聞いてみると この歌は良くないですよ。ちょっと強烈にいじりすぎてる感が。
●作曲者(作詞も)の平岡清二という人は ジャズの人。Wikiによると ご本人はこの曲を気に入っていなかったんですと!?
私は大好きですけど。
世の中にはよくあるんですね 作者は気に入っていないのに世間からは良い評価を受けるってこと。