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ワン・ボーイ : ジョニー・ソマーズ DTM '60オールディーズ

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コンピューターミュージック 私家アレンジ版


◆ これは なんとキャンディーズも歌ってたんだね。ビックリ。キャンディーズなんて ただキャピキャピ歌うイメージしかなかったので これは意外だった。
もちろん彼女たちはリアルタイムでは知らないわけだが まあでも 歌いたくなる(歌わせたくなる)曲ではあるもんね。
そのヴァージョン 歌が意外にも上手かったな。誰か分からないけどソロで歌ってる。ただ残念ながら 歌い方が甘ったるくてあざといんだ。甘~く甘~く やり過ぎだと思う。

 

◆ さて ジョニーソマーズはこっちの方が有名かな。

内気なジョニー - ジョニー・ソマーズ

"Johnny Get Angry" 「内気なジョニー」
ジョニーソマーズは日本でもけっこうヒットしたんだよね。
「ワンボーイ」の方が発売が早かったようだけど 「内気なジョニー」の方が日本ではヒットしたのかもしれない。

「内気なジョニー」は イントロが独特でカッコ良かった。それに歌い方が 若々しいというか乱暴というか。パンチと勢いがあった。それが良かったね。"アメリカの女の子"って感じが まったく違う世界のものだったな。

ジョニー・ソマーズ 内気なジョニー 1962 / Johnny Get Angry - YouTube
⇑ このイラスト イイね。

 

◆ ジョニーソマーズって " A Summer Place " なんて曲も歌ってたんだな。知らなかったよ。
映画のテーマ曲だね。邦題「避暑地の出来事」
メロディはよく覚えてる。私の記憶では パーシーフェイスみたいなビッグバンドのイージーリスニングだったんだよね。ゆったりしたテンポの3連符リズムに乗って穏やかなメロディが流れる。題名のせいか なんだかリッチなサウンドだったと思う。

ジョニーソマーズヴァージョンは聴いたことなかったような。あまりヒットしなかったのかな。彼女は 後にはジャズも歌ってて それなりに人気だったらしいけど 若い頃からこんなスタンダードナンバーみたいなのも歌ってたんだ。

◆ この「避暑地の出来事」って映画は トロイ・ドナヒューが主演だった。観てないけど たぶん若い女の子との青春ラヴロマンスだったんだろう。定番のね。

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◆ トロイ・ドナヒューってのは背がスラっと高くて甘いマスク。アイヴィーファッションをスカッと着こなして もう 典型的なアメリカのハンサムボーイ(こんなのもう死語か)でね。" Surfside 6 "  ってTVドラマのレギュラーでさ。毎週見てたからよく覚えてるよ。

むろん映画にも おそらく何本も出てたと思うし 歌も歌ってた。まあ人気アイドル・スターだったんだな。でも歌はうまくなかったと思う。「出しゃあ売れるだろう」ってもんだったんだろう きっと。ともかく カッコよかったってことだけは確かだ。
上の写真のレコードジャケット。う~ん 日本じゃ探してもいないカッコ良さだな。

曲はね 表裏2曲とも自分で良く歌ってたんだよ。中学生の頃かね 。
"Live Young"  "Somebody Loves Me"
自分の周辺事情あまり覚えてないけど 流行ってたのかな。
それにしてもだよ 豊かで広大なアメリカから見て こんな極東の こんなちっぽけな日本の そのまたこんなチンケな中学生がカッコつけてマネっこしてたんだもんね。笑っちゃうっていうか。

 

 

◆ さて " One Boy "

肝心のDTMの方は やっぱり英語が上手く歌えないよ。

special の s がうまく出ない。
certain の cer がそう聞こえない。
joke の j がうまく出ない。
...

それぞれ 似た発音の単語をねじ込むとか 発音記号を操作するとか 試行錯誤。

 ◆ しかしこの曲で最大の問題は歌い出し。
" One boy......" の  " One "  が上手くいかない。
♪ わ~ん...♪ と やたらだらしない 締まりのない感じになっちゃうのが情けない。
「わ~」にはピッチベンドでシャクリを入れてるんだけど それと相まってマヌケに間延びした感じになっちゃうんだな。
しょうがないので 「わ~」を伸ばさず 「わん~」という風に「ん~」の方を伸ばしてゴマかしている。

◆ それに節回しも難しいね。
日本語のコブシもそうだけど ジャズ/ポップスでもけっこう回すもんね。
ピッチベンド使ったり 音符の上げ下げで表現したり。手探りだね。人間っぽく歌わせるには細々した作業が必要だし それでもなかなか満足した結果は得られない。

◆ あとは声量の強弱。
オートメイション機能を使えば 曲中でのヴォリューム変化は自在なんだろうけど やったことない。歌も楽器も使った方がいいんだろうな。

(いや 『いいんだろうな』じゃなくて 「使わなきゃいけない」んだよ! 今気づいたけど 音楽スタジオで最も目立つのがミキサーじゃないか! 部屋のほとんど半分 ミキサーがデーンと据えられてるんだった。こりゃ DTMでもちゃんとミキサー操作勉強しなきゃな)

ヴォーカルの場合は 特に「ささやく」ほどではないにせよ 柔らかく発声する音はあるし ひとつの単語の中でも 音量の変化はある。目立たないけど これをきっちり設定すれば よりリアルな表現ができるんだろうね。でも メンドウっちゃあメンドウ。

◆ それからピアノ。ピアノを入れると アメリカンオールディーズっぽさがなくなっちゃうんだけど ギターに比べると扱いが楽なもんで つい 多用してしまう。