コンピューターミュージック 私家アレンジ版
これはナゼ覚えてるのかなあ。そのことをよく覚えてないよ。
優しい 懐かしい 何か切ないような感じがするんだけど 当時の確かな記憶がないんだな。特に好きだったわけでもなく 甘い記憶だけがなんとなく。
今調べてみると 昔 アメリカのテレビドラマ「うちのママは世界一」って番組の挿入歌だったらしいね。その番組 見ていたような気がしないでもないし シェリーフェブレーって名前もちゃんと覚えてる。でも1回や2回歌ってたからって覚えてるわけないよな。やっぱりラジオだろうね。
ラジオはね FENって米軍向け放送をしょっちゅう と言うより毎日聴いてた。
24時間 毎正時ごとの短いニュース以外 ほとんど音楽だったような。ロックやポップスなら むろんリアルタイムで流行の曲を流してたはずだ。だからこのジョニーエンジェルも きっとかかってんだろうと思う。
その他 クラシックもラテンも その他の民族音楽もあった。音楽聞くならFENってところだった。
FENはね 真夜中午前0時になるとアメリカ国歌が流れる。
時報の後 "Ladies and Gentlemen ! our National Anthem ! " の一言の後。
♪ Oh, say can you see... ♪ (実際にはインストロメンタル)
これがカッコ良かったな。男性の一言。その後 勇壮な音楽。
そういえば ケネディ大統領暗殺のニュースも このFENで聞いたんだった。
いつもFEN付けっ放しで寝てたんだんけど あの日の早朝 "Kennedy..." "Kennedy..."って繰り返し流れるアナウンスを 夢うつつながら聞いていた。
そしてやがて意味がわかった。
『エーッ! もしかして殺されたのかっ!?』
自分の耳と理解力を疑ったよ。でも何度も繰り返し続くニュースでやっと確信できた。『撃たれたんだ!』『アメリカの大統領って 撃たれるんだ!』
ケネディーは好きだった。若くてハンサムで 知的で上流で。何か希望の星って感じだったじゃないか。日本の政治家って みんなオジサンやオジイサンだったから新鮮だった。本も何冊か読んだよ。アメリカは輝いていたんだ。
さて ジョニーエンジェルに話を戻す。
ビルボードでもキャッシュボックスでも1位になってたらしいから 日本でもそれなりにヒットして きっとFENだけじゃなく 日本のラジオでもしょっちゅう流れてたんだろう。
(まあ むろん私がそういう番組ばっかり選んで聴いていたってことなんだけど)
いや 「日本でもそれなりに...」と書いたけど 調べてみるとそれなりどころか 『うちのママは世界一』って番組も その中のシェリーフェブレーも大人気だったという記事を見つけた。
曰く
「(この番組が)日本でもゴールデンタイムの人気番組であったため(この曲も)大ヒットして...」
「日本でもTVドラマの彼女に恋をしていた少年は多かった」
「上品で含羞のある良家の子女風キャラクターが米国だけでなく日本でもブームを起こした」と続いている。
ほう 今でいうアイドルだったのかね。
そう言われてみれば確かに キャンキャンしたアメリカン・ガールとは違うおしとやかさを感じるね。
う~ん ......そうだったのか。私も彼女に恋をしていたのか? 自分でも気づかずに? だから歌もよく覚えているのか...。
それはともかく 「パパは何でも知っている」とか「パティ―デュークショウ」とか '60年代 アメリカのTVドラマは日本中の家庭で見てたんだと思う。毎週1回 豊かで善良なアメリカ中流家庭の 典型的なホームドラマをずっとみてたんだよね。
(これもまあ 選んでってことだけどね)
以前 ’50 ~ ’60年代のアメリカTVドラマ調べてみたことがあったんだ。そしたらやっぱり日本で大量に放送してたんだな。ホームドラマだけじゃなく 青春もの コメディ 西部劇 ドクターもの 警察もの 探偵もの 戦争もの...。 しかも私 そのどれも覚えてるじゃないか。観てたんだね。その数にも我ながら驚いたよ。
さて 肝心のDTMの方だけど Vocaloidはどうも英語を上手く歌ってくれないんだ。
単語が分析できない場合があるらしく 妙な発音になっちゃう。こっちが発音記号を把握してて修正すればいいんだろうけど。(日本語でもヘンな発音はある)
それと バックコーラスのトラックで どういうわけか聞こえない箇所が出現した。どっか干渉しあってるんだな。
そのトラックだけソロでオーディオファイルにしてごまかしたけど どうかな。
後は ヴォリュームのオートメーションがまだよくわからないな。ミキサーがせっかくあるのに使いこなせていないもどかしさ。
更に このヴァージョンではキィをもうちょっと下げないとな。コーラスの高音部が聴き苦しくなっちゃってる。元歌のシェリーフェブレーは割と低めで落ち着いた感じだし。