（Cubase + Vocaloidによるコンピューターミュージック 私家アレンジ版）
「ナイフ ランプ カバンに詰め込んで」の歌詞 特に好きですねえ。
いかにも少年の旅の道具。夢と勇気を詰め込んで旅立つ そんな意気込みが表現されています。
「一切れのパン」
「ナイフ」
「ランプ」
生への基本を押さえていながら 最小限である点「決意」も表れている。
（「おにぎり」でないところが宮崎駿らしい）
「父さんが残した 熱い思い」
「母さんがくれた あのまなざし」も切ないですね。
この曲はカヴァーもたくさん出ているし 特に合唱には多く採用されています。それだけみんなが好きなんでしょう。
しかし 合唱ヴァージョンは好きではありません。上でも述べたように この歌は少年の孤高の決意 孤独な生きざまを表現している。だから一人で歌うスタイルがいいんです。
この私家版では 聞き返して確認しているわけではありませんが 響き（和音ほか）を変えてもいないし ほゞオリジナルの雰囲気を踏襲しています。
イントロの妙な鳥か獣かの鳴き声は オリジナルにあるかどうか まあこんな雰囲気だなあと。
その他 打楽器の音とか バグパイプのような音色 マリンバのぽろぽろ転がる感じ そして最後のティンパニィの連打に至るまで Cubaseのバック演奏もだいたいそれらしくしています。Vocaloidの歌も力強く歌えていて まあ全体的にうまくいっているんじゃないでしょうか。広大な宇宙の包容力と少年の孤独と勇気が表現できているんではないかなと。
はい いいんじゃないでしょうか。
