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音楽/車/鉄道ジオラマ/犬

グラスカステンGlaskasten -24

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2020.5..9

 

1月から始めた "Glaskasten を走らせるためだけ"のジオラマ制作。上の写真 一番手前の灯台の設置と点灯をもって 構想の概略が終了 というか 完成の目途を立てた(まだまだ細部が手付かずで完成ではない) ということで この日誌は終了することにしました。

このコロナ禍にあって Stay at Home の思わぬ余禄の時間がとれたおかげもあって 未知の経験と 予想以上の結果が得られたことは満足。

しかしこの間 つくずく感じたのはインターネットの恩恵でしたね。
だって 鉄道模型を初めて買ったんですよ。
ジオラマなんて もちろん無知の領域でしたし。

そもそもこのGlaskastenだって 昔ならあちこち模型屋さんを探し回ったり それでもなければ注文して何か月も待たされたり。

ジオラマだって いったいどうやって始めるのか。雑誌を見たり図書館へ行って調べたり。
木工作の技術だけでなく 電気の知識もはんだごてなどの特殊な道具も必要だったはずです。

それがですよ まったくの初心者がここまで出来てしまうんですから。もはや初心者の恐れとか 初歩的な失敗とか そんなものはハナから飛び越えてスタートできてしまうということです。

インターネット上にはあらゆる失敗や疑問が紹介されていて その対応策も 微に入り細に亘り画像や動画で解説されているんです。
しかも マニアックな部品や特殊な素材なども簡単に見つかるし手に入る。

最早 知識を持っていることに価値はない。落語の"大家さん”とか”ご隠居さん"なんて文字通り過去の人(もう誰も知らないか!) 
"人生で必要なことは全てGoogle先生が教えてくれる"ってわけです。

熟練の技だって 道具や機械 更にはAIの侵蝕によって その領域はどんどん狭まっているんですね。我慢する必要がないし 実際"熟成"する間がない。
そうなると 情報の真偽を吟味する能力が必要だし ノウハウだけ知っても 素材を前に現実的な対応力も求められる。それに そもそもモノゴトに対するリスペクトとか畏れとかを無視することに対して それをも軽々と凌駕して育ってしまうと 大きなしっぺ返しをくらうことにもなると思うんですが でももう"待ったなし"でもあるんですね。