キラGトーク

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「栄冠は君に輝く」DTMアレンジ版

youtu.be

 Cubase + Vocaloidによるコンピューターミュージック 私家アレンジ版)

 

Vocaloidのキィが 少し高いですね。おそらくオリジナルのキィと同じだと思いますが 歌声が一部苦しそうになっちゃいました。
Vocaloidも 技術的に手の届かない部分が多くてもどかしいです。細々気にすると 不具合ばかり耳についてしまって…

 

それはそうと 古関裕而の曲はいいですね。オリンピックのマーチなども 歯切れが良くてとても気持ちいい。今も耳に残っています。

小関裕而は それこそ無数の曲を書いてまして 中でも行進曲が多い。どこかで 「日本の行進曲の父」なんて表現も見たことあったような。

行進曲の父と言えば アメリカのスーザ。あちらは 「マーチ王」との異名がついていますね。

星条旗よ永遠なれ」とか 「ワシントンポストマーチ」とか 作曲者 曲名は知らなくても『あゝこれ聞いたことある』って人は多いと思います。

そのスーザは スーザフォーンの生みの親でもあるんです。あのデッカイかたつむりのような あれですよ。マーチングバンドの最後列で ドワーンと巨体を揺らしているあれ。スーザが考案した楽器なんですよ。自分の曲に どうしてもあの低音が欲しかったんでしょうね。

 

さて 「栄冠は…」

アサヒスポーツ編 甲子園大会」(昭和23年度全国高等学校野球選手権 ...

 

甲子園高校野球で深く馴染んだこの歌。歌詞がメチャクチャ古くて すごく古い歌かと思っていましたが 1948年発表なんですね。私が生まれる一年前ですよ。それにしちゃあ 明治か大正のような言葉遣いですけどね。

あゝ 1948年自体が メチャクチャ古いか・・・

 

ところで 古関裕而といえば「蛍の光
知らない人も多いかと思いますが 商業施設の閉館の時に流れるあの「蛍の光」 もし三拍子ならそれは「蛍の光」じゃなくて「別れのワルツ」ですよ という話。

詳細は端折りますが 戦後日本で公開されたアメリカ映画『哀愁』の劇中で流れたのが「蛍の光」でした。正確には「蛍の光」をワルツに編曲したもの  でした。そして映画も曲も評判を呼んだために 日本コロンビアがレコード化したわけです。
その時のタイトルとクレジット。

曲名 「別れのワルツ」
演奏 「ユージンコスマン楽団」

ん? ユージンコスマン? 聞いたことないですね。

わかりますか?
はい。
ユージンコスマン=ゆうじこせき=古関裕而 だったんです!

つまり 「蛍の光」がワルツに編曲されてアメリカ映画で使われた。それを日本版として編曲録音したのが ユージンコスマンこと 古関裕而だった というわけなんですよ。

こういうシャレ 粋ですよねえ。
お見事!!!

 

 

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