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「ふるさと」DTMアレンジ版

youtu.be

(コンピューターミュージック私家アレンジ版)

 

「ふるさと」については アレンジ版として取り上げるのは3回目なんですね。
その2回目ヴァージョンの紹介が下のリンクです。
(あれやこれや 考察しています)
https://alog19.hatenablog.com/entry/2020/06/11/162440

 

ちょっと聴いただけでは違いがあまりわかりませんが まず 声質が柔らかく落ち着いた感じになってます。
前回までのをあらためて聴くと 発声がちょっと甘ったれている。口を開きすぎているというかね。

それと エンディングを少し変えました。
歌のブレイクの具合と ピアノのアレンジ。

楽器がパッとブレイクして ヴォーカルだけアカペラで ♪ ふ~る~さ~と~ ♪ 
その ♪ と~ ♪ にピアノのエンディングをかぶせて...。
う~ん 我ながらなかなかいいですねえ。

 

しかし 3回目だというのに今回も不満足な点があるんですね。
いきなり歌いだしの「う~さ~ぎ~」の「さ~」がちょん切れしてしまうんですよ。というか 「ン ぎ~」 となってしまう。
これ おそらく直後の「ぎ」に影響されているんだと思います。

「ぎ」を鼻濁音にするため 発音記号で〔N〕を挿入しているので そのためではないかと。
それか 選んだシンガーのせいかもしれません。???
で 解決策がまだわからないという状態。

 

さて
世に好きな歌はあまたあれど 「ふるさと」はいいですねえ。

歌詞は 今からすれば男尊女卑的な不具合もありますが 曲の方はモダンですよ 当時としてはね。それまでの日本の歌とは明らかに違いますね。
(もっとも 日本人がこの歌に惹かれる理由はこの歌詞にこそあるわけですが)

それはですね 作曲の岡野貞一という人が クリスチャンであり 子どものころから賛美歌に親しんでいたことが大きいと思います。子どものころ宣教師にオルガンを習い 長じて芸大へ進学 その後 教授にまでなった。その傍ら 長らく教会でオルガンを弾き 聖歌隊の指導もしたという経歴の持ち主なんですね。
(詳しくは 一番上にあるリンク先を読んでください)

またこの歌は 懐かしさとか優しさとかだけでなく 何故か力強さが感じられるんですね。"思い"を 力強く歌っている感じがいいんですね。人生に向かってスックと立っている感じです。

そんな 人生の応援歌のようなこの曲も 実は戦時中一時 唱歌から削除されていた時期があったんです。
「尋常小学唱歌」という 国民を「教育」するための歌集の 「ふるさと」はその中の一曲だったわけですが 「教育」するためなので 戦時中は戦意高揚の軍国主義的な歌が歓迎された。
ところがこの曲は 『ふるさとへいつか帰れる日がくるだろうか』と歌っている(この場合の 「いつの日にか」「帰らむ」は疑問文というのが正しい解釈のようです)
おそらく 歌詞が"女々しい"ということで削除されていたんでしょうね。なにせ これから出征して死んでもらおうという若人に『帰りたい』などという女々しい気持ちを抱かせてはイカン というわけでしょう。

 

と そんなこんなを 上のリンクで詳細に考察しています。
ヒゼ 読んでください。

  

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